「離婚しようよ」のこれまでの成績はというと、配信開始2週目で
そもそも韓国で製作されたNetflixオリジナルシリーズの数は、日本のそれと比べて桁違いに多く、経験の差があると思います。イギリスの調査会社Omdiaによると、韓国では自国製作のNetflixシリーズを視聴する割合は68%も占めています。日本の場合は、19%程度と低く、作品数に比例しています。
グローバルに広がらないのがもったいない
日本で製作されるNetflixシリーズの数は増えつつあるといった段階で、「離婚しようよ」はNetflixとTBSテレビの共同製作作品として作られた背景があります。宮藤とは「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」、大石とは「大恋愛~僕を忘れる君と」など、数々のヒットドラマを手掛けてきたTBSのドラマプロデューサー磯山晶が企画しています。
共同脚本という新たな試みも磯山の案です。複数の脚本家が1話ずつ分担して執筆する連続ドラマは他にもありますが、「それでは共同作業をする感覚が持てない」と、宮藤がそう話したことから、物語の筋道は1話ごとに担当して書くものの、シーンごとに割り振りする方式が採用されたそうです。
面白さを追求した作品に違いなく、世界配信を前提に作る過程で正解を探っている姿勢も感じられます。それでも結果は結果。いま一つグローバルに人気が広がらないのがもったいないと、何度となく繰り返して言いたくもなります。
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