信者同士で結婚→離婚で41歳男性が見出した活路 子どもに会えるのは月1回で涙が出ることも…

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「友人がカフェをオープンさせて、そのお披露目パーティーの際に今のパートナーと知り合いました。次に誰かとお付き合いするならバツイチの人がいいと思っていました。一度結婚生活を経験しているため、バツイチのほうが信頼できると思ったんです。人生経験を積み重ねているというか」

パートナーには子どもがいないため、今は二人で過ごしている。

「彼女の魅力は発想がおもしろいところです。僕、お風呂上がりに体を拭くのが下手でポタポタと水滴を垂らしてしまうんです。でも彼女はそれを注意するわけでもなく、『水滴をポタポタ垂らしたって世界は終わらない』とか言うんです(笑)。よく、夫婦円満の秘訣は相手に期待しないこと、と言われますがそれを良い意味で実践してくれているので気が楽です」

離婚後の人間関係は変わらず

離婚後の人間関係は、ほとんど変わっていないという。ただ、中学生の頃から新宗教の信者の世界で生きてきたため、元妻と共通の友人もいるので、友人を通して元妻の現状を知ることもあるそうだ。横溝さんは宗教の信仰はやめたが、脱会はしていない。その理由として、脱会したら同じ宗教を信仰していた友人たちが離れていってしまうためだという。

離婚後に脱サラして好きなように仕事をして、新しいパートナーとも良好な関係を築いている横溝さん。今後も「好きなことを仕事に」を実践して生き生きと生活していく姿が目に見える取材だった。

本連載ではアラフォー世代で離婚された人が離婚後にどのような変化があり、どんな生活を送っているかの体験談を募集しております。取材の申し込みは以下(https://form.toyokeizai.net/enquete/tko2210b/)よりお願いいたします。
アラフォー離婚後のリアル 姫野桂
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姫野 桂 フリーライター

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ひめの けい / Kei Himeno

1987年生まれ。宮崎市出身。日本女子大学文学部日本文学科卒。大学時代は出版社でアルバイトをしつつヴィジュアル系バンドの追っかけに明け暮れる。現在は週刊誌やWebなどで執筆中。専門は性、社会問題、生きづらさ。猫が好きすぎて愛玩動物飼養管理士2級を取得。趣味はサウナ。

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