視力が改善!「1000円札眺めるだけ」トレーニング 眼科医が提唱、「視力は1日2分で回復する」

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つまり、1000円札トレーニングは、目の性能自体を向上させるのではなく、脳の処理機能をアップさせるというわけ。

老眼で目を細めて見ようとすることも「できるだけ鮮明に見よう」としている行為ではあるが、無理やり目のピントを合わせているだけで脳は使っていないため、まったく別の行為となる。

「目ではなく、脳の処理機能を高めるため、老眼・近視の両方に効果があるのです」

1000円札トレーニングは、早ければ1週間程度で改善効果を実感できるという

「疲れが出やすい就寝前にトレーニングをするのがおすすめです。やればやるだけ効果が期待できるので、早く視力をアップさせたい人は1日に何度かやるのがいいでしょう。

ですが、毎日やることが大事なので、無理のない範囲で続けてください。年齢を問わず、約7割の人で見えづらさの改善が期待できますよ」

「見えづらい」には認知症リスクも

「近視は眼鏡をかけることが多いですが、老眼は仕方がないと放置しがちです。しかし、老眼を放っておくと眼精疲労を引き起こし、肩こりやイライラなどの体調不良につながってしまいます」

物が見えづらいだけでなく、身体にも影響を及ぼすのだ。

「ですが、その不調は更年期障害など、ほかの原因によるものだと思い込む人が多いんです」

さらに、物が見えづらいと認知症にもなりやすい。

「人はものごとを判断する際、約8割の情報を視覚から得ています。そのため、見えづらくなることで、脳に送られる情報が大幅に減り、認知機能が低下するため、認知症のリスクが高まるのです」

たかが老眼とあなどっていると失うものは大きいのだ。

「老眼の進行をいかに遅らせるかで人生の質は大きく変わります。今、老眼に悩まされている人はもちろん、まだ老眼の症状を感じていない人も、今すぐ1000円札トレーニングを実践してみてください」

◆平松先生の患者さんの例◆

60歳女性、老眼鏡が不要に!

読書が趣味の60歳の女性が平松先生のもとを訪れたとき、老眼鏡を使ってようやく本が読める状態だった。

そこで、1000円札トレーニングを2週間ほど続けたところ、老眼鏡を使わなくても本が読めるようになり、ストレスなく趣味を楽しめるようになった。

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