視力が改善!「1000円札眺めるだけ」トレーニング 眼科医が提唱、「視力は1日2分で回復する」

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1000円札を使った視力改善トレーニングのコツとは?(写真:masa / PIXTA)

老眼や近視は、一度なってしまったらもう改善しないものだと諦めてしまっていないだろうか。実は、老眼や近視の見えづらさはトレーニングで改善できるのだ。

老眼には逆らえないなんてウソ!

「誰でも持っている1000円札を使って簡単にできるトレーニングがおすすめです」と教えてくれたのは、二本松眼科病院副院長の平松類先生だ。1000円札の“透かし”の部分を見続けることで、老眼や近視でも見えやすくなるという。

当記事は「週刊女性PRIME」(運営:主婦と生活社)の提供記事です

なぜそんな簡単な方法で、見えづらさが改善するのか。

「実は『ガボールパッチ』という世界で唯一科学的に証明された視力回復法を簡単に行えるようにしたのが1000円札トレーニングです。

ガボールパッチで使われる画像。輪郭のぼやけた図形が縦、横、斜めと、さまざまな方向で描かれている(画像:週刊女性PRIME編集部)

『ガボールパッチ』で使われるのはぼやけたしま模様の図。これを毎日見続けることで、脳の視覚野が刺激されて視力が改善すると証明されているのです」(平松先生、以下同)

平松先生は、約4年前にガボールパッチを初めて日本に伝えた人物。

「1000円札の透かし部分もガボールパッチと同様に輪郭がぼやけているため、これを見続けることで、脳が持つぼやけた画像を鮮明に補正する機能が高まるのです」

ではなぜ、脳の機能を向上させると視力が改善されるのか。

「『物を見る』というのは目だけを使っているのではなく、目と脳の連携によるものです。まず、目で物の情報を拾いますが、その際はまだぼんやりとした状態。

次に情報を伝えられた脳がいわば“手ぶれ補正”のような処理をします。その処理が正常に行われて初めて『見える』となるのです。ですから、その処理能力を上げれば見えやすくなります」

脳の処理能力を鍛えることで、ぼやけた画像を脳が鮮明な画像に補正してくれる(イラスト:伊藤和人)
次ページ脳の処理機能を高めるため、老眼・近視の両方に効果が
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