「新NISA」が始まる前にやっておくべき3つのこと 月々3000円という金額こそ初心者にぴったり

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2023年中につみたてNISAを始める最大のメリットは、「投資に慣れること」。

新NISAが始まってから、あれやこれやと考えるより、月々3000円から優良な投資信託を買い、しばらくどうなるか眺めていましょう。

間違いなく、投資の感触がつかめますし、自分はどんな投資が向いているのかと考える時間もできます。

投資こそ「百聞は一見に如かず」です。

新NISA開始に向け、自分のリスク許容度を測る

まず、「いくら投資にまわせるか」は、その人の家計の状況および「リスク許容度」に大きく左右されます。

リスクとは、「不確実性」のことです。

日本では「リスクが高い」という言葉は、「危険性が高い」というネガティブな意味でとらえられることが多いのですが、本当は、たとえば投資であれば、「思いがけず大損をする危険性もあるけれど、大もうけをする可能性も高い」という意味なのです。

また、リスク許容度とは「リスクをどれだけ許容できるか」、つまり「確実ではないこと、思いがけず大もうけしたり大損をしたりする可能性があることを、どれだけ受け入れられるか」を意味します。

リスク許容度は人によってまったく異なりますし、収入が高いからといって、リスク許容度も高いとは限りません。

収入が高くても、安定志向で、不確実なことはできるだけ避けたいという「リスク許容度が低い」人や、収入がさほど高くなくても、たとえ資産がマイナスになっても、それに耐えることができる「リスク許容度が高い」人はたくさんいます。

そして、とくに投資をしたことがない人、初めて投資をする人、投資を始めて間もない人の中では、自分がどれだけリスクを受け入れられるかが固まっていません。

『はじめての人のための3000円投資生活 新NISA対応版』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

つまり、自分がいくらまで投資にお金をまわしていいかを判断することができないのです。

私がみなさんに、「2023年中につみたてNISAで、月々3000円から投資を始めること」をおすすめしているのは、少額で投資を始め、投資に慣れていく中で、少しずつご自身のリスク許容度の見当をつけ、無理なく投資を楽しんでいただきたいからなのです。

新NISAでの投資に向け、しっかりと準備ができれば、あなたもお金に困らない人になれるはず。

おそらく、10年後、20年後には、投資で得た利益が大きな資産となり、早くにFIREを選択する人も出てきます。

ぜひ、この機会に3000円投資生活を楽しんでください。

横山 光昭 家計再生コンサルタント、マイエフピー代表

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よこやま みつあき / Mitsuaki Yokoyama

お金の使い方そのものを改善する独自の家計再生プログラムで、家計の問題の抜本的解決、確実な再生を目指し、個別の相談・指導に高い評価を受けている。これまでの相談件数は2万3000件を突破。各種メディアへの執筆・講演も多数。著書は、60万部突破の『はじめての人のための3000円投資生活』や『年収200万円からの貯金生活宣言』を代表作とし、著作は120冊、累計330万部となる。個人のお金の悩みを解決したいと奔走するファイナンシャルプランナー。

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