鉄道乗り継ぎより安い・早い「使えるバス路線」 「近くて遠い」駅や繁華街をダイレクトに結ぶ
これまで筆者は「お得な切符」や運賃のルールを生かした乗車ルートなどによって、鉄道を安く便利に利用する方法を紹介してきた。前回記事では鉄道各社が運賃値上げを行う中、乗り継ぐ鉄道会社数を減らすことで交通費を節約する方法を紹介した。
ただ、乗り継ぎを減らして安く早く移動する手段はほかにもある。そう、バスである。鉄道では1本で行けない区間を直結している場合には非常に便利な手段だ。
ここは、鉄道より安くなる区間や運賃はやや高いものの早くなる区間、複雑な乗り継ぎなしで楽に移動できる区間の例を挙げた。なお、比較対象となる鉄道の運行本数は、接続や追い抜きを考慮した実質的に使える本数(有効本数)で表記している。
都内の南北移動はバスが早い
■亀有からディズニーランドへ一直線
最初にご紹介するのは、なんと葛飾区亀有から、舞浜のディズニーランドまで1本で行ける京成バスSS08系統・環七シャトルバス「シャトル☆セブン」だ。
環七通りを経由し、停車するバス停を絞って運行。亀有駅南口イトーヨーカドー前にある亀有駅バス停から、青砥駅東交差点バス停、一之江駅前バス停を通り、葛西臨海公園駅付近で湾岸道路に入って舞浜駅と東京ディズニーランド・ディズニーシーに至る路線だ。
亀有からは毎時2本(10~13時台は1本)と少なめだが、乗り換えなしで運賃も所要時間もJR利用と比べて遜色ない。とくに一之江からは小岩駅始発(SS07系統)と合わせて毎時4本、朝は1時間最大6本とかなり実用的なうえ、鉄道利用より135円も安い。とくに、ディズニーシーへ行く方は、
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