ーー逆に、小規模のゲーム会社であれば恩恵はあると?
そうだ。ゲーム産業全体を見ると、いわゆるインディーゲーム(個人や小規模な組織で開発されたゲーム)は生成AIの導入により大きく影響を受けるだろう。
インディーゲームの場合は、グラフィックを担当する専属のアーティストを抱えておらず外注することも多い。ゼロから画像を生成することができる生成AI技術は魅力的に映る。
ーー会話の自動生成はどうでしょう。
会話の自動生成においても(画像生成と)まったく同じことがいえる。
ロールプレイングゲームでユーザーと村人がChatGPTと対話するようにコミュニケーションが取れたら面白いと思うかもしれない。実際、インディーズでは、そのようなゲームも出てき始めている。
ただ、たとえば村人がいきなり政治に関する発言をしたらどうだろう。差別につながるような問題発言をし出したら? AIの学習データには大量にこうした類のものが含まれている。
また、キャラクター性の統一も難しい。今のChatGPTでも、「ちょっとおちゃらけて話して」「大阪弁を使って」といった要求には十分対応できる。
ただ、このキャラはこういった言葉のチョイスはしない、といった機微には応えられない。もしかしたら、地道にプロンプト(AIへの命令文)を探求すればある程度キャラクター性を統一することも可能かもしれないが、それでも100%の精度は保証されない。100回問題のない会話をして、101回目に“キャラ崩壊”してしまえば、その瞬間にアウトだ。
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