ダイハツ「ムーヴキャンバス」が指名買いの理由 暮らしにゆとりをもたらした軽自動車の新基準

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ムーヴキャンバス
2022年7月にフルモデルチェンジし、2代目となったムーヴキャンバス(写真:ダイハツ工業)

軽自動車の新車販売は、ホンダ「N-BOX」の強さが変わらず、牙城は揺るがない様相だ。一方、2位以下で変動が起きている。日産「ルークス」が昨年春に2位となった。以後、スズキ「スペーシア」が、それまでのダイハツ「タント」を抑えて2位を確保するにいたっていた。

しかし、昨年9月にタントが盛り返して2位に返り咲き、翌月の10月には同じダイハツの「ムーヴ」が3位となって、スペーシアは4位に下がってしまった。12月にスペーシアは4位を取り返し、年が改まって3月に3位を取り返す。そのようにこのあたりの順位の上下動は激しい。

ハイトワゴンのダイハツ「ムーヴ」躍進の注目

ムーヴカスタム
現行モデルのムーヴ(写真:ダイハツ工業)

もうひとつ、軽自動車販売上位は、スーパーハイトワゴンと呼ばれ、もっとも背の高いワゴン車が順位を争ってきたが、それよりやや背の低いハイトワゴンのムーヴが昨年7月に2位となっている。直前の5~6月にも、同社のタントを超え3位となっていたが、N-BOXに次いでハイトワゴンが2位というのは、近年の動向からすると目立つ。その7月にスズキのハイトワゴンであるワゴンRは4位となってタントを上まわったが、それでも同社のスーパーハイトワゴンであるスペーシアが3位で上位にいた。昨今のムーヴの強さの理由が気になる。

コロナ禍や部品調達による生産停止の影響は少なからず、受注した新車の消化に精一杯というのが、販売現場の苦悩だ。したがって、ここ数年来の販売台数の推移は、単に新車の商品力によるだけではないはずだ。そのなかにあって、N-BOXの首位が微動だにしないのは、もはや凄いとしか言いようがない。

次ページ総合的に見ればホンダ一強ではない軽自動車の現状について
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