味の素が総合11位へ急上昇
水産・農林業/鉱業/建設業の1位は国際石油開発帝石(得点548.7点)。部門別では2位の財務(291.1点)に加え、人材活用82.9点、環境83.1点、企業統治+社会性91.6点と財務以外も比較的高得点で総合24位。国内だけでなくUAEやインドネシアなど海外拠点での取り組みにも力を入れている。
2位積水ハウス(540.1点)、3位大和ハウス工業(530.5点)と続く。ランクインしている企業の多くが建設業で水産・農林業は20位内には入っていない。
食料品のトップは味の素(560.1点)。人材活用97.4点、環境95.8点、企業統治+社会性94.8点といずれも高得点で総合も11位へ上昇。ガーナでの伝統的離乳食「KOKO」に添加する栄養サプリメント「KOKO Plus」を開発・普及し、開発途上国の大きな社会課題のひとつである離乳期の子どもの栄養不足問題を解決する取り組み「ガーナ栄養改善プロジェクト」などのBOP(ベース・オブ・ピラミッド)ビジネスを積極的に進める。以下、2位アサヒグループホールディングス(553.2点)。3位は昨年1位のJT(553.0点)。4位キリンホールディングス(531.8点)までが総合100位内だ。
繊維製品は東レが548.4点でトップとなった。人材活用97.4点、環境88.7点、企業統治+社会性89.6点と人材活用に強み。女性管理職比率8.0%、法定を上回る産前8週間産後8週間の産休、勤続年数が男性13.7年に対して女性14.8年と長いなど、女性が働きやすい職場といえそうだ。
2位は帝人(527.2点)。企業統治+社会性は98.7点と高いものの財務242.3点で東レと差がついた。3位のワコールホールディングス(477.9点)は上位2社から大きく離されている。700位に入った企業は16社で昨年より1社増えた。
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