ちょっと上乗せして「寄り道」お得な鉄道旅ルート 途中下車して550円安区間も、大型連休に便利技
■長野往復+松本に寄り道
最初に挙げるのは信州への旅だ。長野に北陸新幹線で往復する場合、通常は往復で445.2km、乗車券8140円+自由席特急券7480円の1万5620円だ。だが、長野県を代表するもう1つの都市、松本も見どころは多い。そこで、行きは新幹線で長野へ向かい、帰りは松本経由として一筆書き切符にすると……。
・東京―長野間の新幹線自由席特急券:3740円
・長野―松本間の特急しなの自由席特急券:1200円
・松本―東京間の特急あずさ指定席特急券:2550円
計:1万6070円
長野往復に比べて乗車券代は440円、特急料金は10円の計450円を足すだけで松本観光もできる。520kmの乗車券は4日間有効だ。長野に行くなら1日を松本で過ごされてはいかがだろうか。
単純往復より3600円も安くなる
■山形からの帰り道に仙台で牛タン
東京から山形に帰省や旅行をする人も多いだろう。山形から仙台は仙山線ですぐ。帰りに仙台に寄って牛タンでも食べ、常磐線特急でのんびり帰るという旅もいいのではないだろうか。
通常、単純に山形を往復するだけなら往復720.2kmの乗車券1万2100円+新幹線の往復指定席特急券1万800円で、計2万2900円だ。これを帰りは仙台経由にすると……。
・東京―山形間の新幹線指定席特急券:5400円
・仙台―東京間の特急ひたち指定席特急券:2900円
計:1万9300円
なんと、寄り道したほうが距離が延びているのに、追加費用がかかるどころか逆に乗車券は1100円も安く、特急料金も考慮するとトータルで3600円も安くなる! 3600円もあればなかなか上等な牛タンランチが楽しめそうだ。
■2270円安くなる郡山往復
郡山へは東北新幹線で往復するのが一般的な行き方だが、これも一筆書き切符にできる。郡山の場合は磐越東線でいわきへ出て常磐線に乗るコースと、水郡線で水戸へ出て常磐線に乗るコースがある。
東京から郡山までは、単純往復だと往復453.8kmの乗車券8140円+新幹線自由席特急券7480円の計1万5620円だ。これを帰りはいわき・水戸経由にした場合……。
なんと! 寄り道したほうが、いわき経由なら750円、水戸経由なら2270円安くなる。
・東京―郡山―いわき―東京間(527.7km)の片道乗車券:8580円
・東京―郡山間の新幹線自由席特急券:3740円
・いわき―東京間の特急ひたち指定席特急券:2550円
計:1万4870円
・東京―郡山―水戸―東京間(490.4km)の片道乗車券:8030円
・東京―郡山間の新幹線自由席特急券:3740円
・水戸―東京間の特急ひたち指定席特急券:1580円
計:1万3350円
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