「人生は自由だ」そう感じられる人は何が違うのか 「自己決定」こそが必要な技術だ
リベラルアーツとは、「自由に生きるための技術」というような意味があります。「自由に生きる」とは、やることを「自分で自由に選択できる」ことです。
そういうと、「学生だから、親や先生の言うことに従うしかない」「サラリーマンなので、自由に仕事を選択するなんて無理」と思う人もいるかもしれません。
〝自己決定〞と2つの段階
「自由に生きる」といっても、別に「親や先生の言うことを聞くな」とか「フリーランスや経営者になれ」ということとは違います。
どんな立場に身を置いていても、〝自己決定〞することが大事なのです。
たとえば、いまはまだ経験が浅いので、親の言うことを聞いておこうという選択も〝自己決定〞ですし、サラリーマンで仕事に自由はないけれど、いまは安定を優先して子育てを頑張ろう、という選択も自己決定です。ほかに選択肢があるなかであえて選んでいるのであれば、そこには「自由」があります。
自己決定には2つの段階があります。「選択肢を複数持つ」ことと「最適な選択をする」ことです。それらを実行する能力を合わせて自己決定力と呼ぶことにします。
どちらの段階も大事ですが、前者のほうはあまり耳にしません。目の前にある選択肢からいかに「正解」を選ぶのかという話が大半です。
しかしそれでは本当に「自由」とはいえません。誰かがシナリオを作り、プログラムされたゲームを進めていくのと同じです。
選択肢を複数持つためには、3つの視点が必要です。
1つめは、既知の選択肢を認識すること。2つめは、未知の選択肢を見つけること。3つめは、新たな選択肢を作り出すこと。
そして選択肢が複数できたら、ようやくそのなかから自分や社会にとって最適なものを選ぶ判断力がものをいいます。では、それらの自己決定力を身につけるためにはどうしたらいいでしょうか?
そのために、古典的なリベラルアーツでは〈世界の基本構造〉ともいえる論理的・数学的・客観的・科学的な視点、そしてすべての思考の基盤となる言語について体系的に学びました。
しかし、それだけでは実践的な自己決定力にはなりません。ぼくたちは1人ひとりが個性的な唯一無二の存在です。得意も不得意もあると思いますが、それぞれできることがあるし、やり方もいろいろです。
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