声優の花江夏樹さん「多忙でも明るい仕事観」 仕事が楽しいと思える理由、役との向き合い方

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花江夏樹さん(撮影:今井康一)
国民的人気アニメ『鬼滅の刃』で主人公の竈門炭治郎を演じる声優・花江夏樹。2011年の声優デビューから活動歴は10年を超え、数々の作品でさまざまなキャラクターを演じてきたほか、朝のテレビ情報番組レギュラーや歌手デビューなど幅広く芸能活動を行ってきた。中国アニメ映画『雄獅少年/ライオン少年』や、4月期から放送中の『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』(フジテレビ系)も話題になるなか、「何よりも声優の仕事が楽しい」という声優人生と仕事観に迫った。

――幅広くご活躍されるなかで、今回は中国アニメ映画『雄獅少年/ライオン少年』(5月26日公開)の主人公を演じられました。中国アニメはどうみていますか。

これまでにも何作か出演していますが、今作のようにCGアニメーションのクオリティが高いイメージがあります。画がキレイで迫力があるうえに、題材的にも中国の生活や文化に根付いている作品が多いので、日本アニメとは異なる情景に触れることができて新鮮に映ります。

国境を越える普遍性がある

――今作は獅子舞の競技を題材にしていますが、日本ではあまりなじみがないように思います。

最初にオファーをいただいたときは、獅子舞になじみがなかったのですが、いろいろ調べたところ、知らなかったことばかりで興味が出てきて、ぜひやらせてくださいと快諾しました。

アニメーションならではの獅子舞競技のアングル描写など、実写では表現することが難しい、勢いのある情景が描かれています。リアリティもあるし、アニメならではのファンタジーな演出もあって、すばらしい作品になっています。 

内容的には、家族に成長した姿を見せたい、芯のある主人公の成長物語です。友情や家族愛、師弟愛が描かれていて、国境を越えて幅広い年代に刺さる普遍性があります。

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