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保険営業職員が赤裸々に語る現場の苛烈な実態 大手・中堅・外資の保険会社7人が覆面座談会

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生命保険会社の営業職員たちが忖度(そんたく)なしで赤裸々に語る現場の真実とは。

並んで立つビジネスパーソンのイメージ
写真はイメージ(写真:maroke / PIXTA)

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コロナ患者への総額1兆円近い保険金支払いを迫られている生保。足元のインフレで車両修理費などのコストが急速に膨らむ損保。『週刊東洋経済』4月10日(月)発売号では「保険動乱」として、経営環境が厳しさを増し、保険金の不正請求問題も直撃する両業界の実情に迫った。(この記事は本特集内にも掲載しています)
週刊東洋経済 2023年4/15特大号[雑誌](保険動乱)
『週刊東洋経済 2023年4/15特大号では「保険動乱」を特集。アマゾンでの購入はこちらから。

契約者に対する金銭詐取事件やコンプライアンス違反などが続発する生命保険の営業職員チャネル。その世界に分け入り、約2年前から取材を続ける記者は、これまで取材中に何度「それは本当の話ですか?」と言ったかわからない。

それほどまでに営業現場は世間の常識と懸け離れていることがある。そして複数の営業職員から何度も同じ話を聞くにつれ、そこに生保営業の「真実」が隠されているとの思いに至った。

今回は大手生保4社(日本生命・第一生命・明治安田生命・住友生命)、中堅生保2社(太陽生命・大樹生命)、外資系生保1社(メットライフ生命)の合計7社の営業職員に個別に話を聞き、その内容を座談会風にまとめて掲載している。

忖度(そんたく)なしで赤裸々に語られた言葉にこそ、生保の営業職員チャネルの改革につながるヒントがちりばめられている。

横行する「名義借り」不正

──生保会社の営業現場の取材では驚かされることばかりです。現在、皆さんが直面している問題をお聞かせください。

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