思考力をはぐくむ多彩な授業
麗澤高校には1年から4年まで週に一度言語技術という授業がある。言語技術とは「聞く、読む、話す、書く」など今社会で求められている多様で円滑なコミュニケーション力を養う授業だ。授業では、文学作品、絵本の分析、説明・報告の方法、要約など毎時間新しい課題が提示され、議論を行い授業後に自分の主張を文章化することで考えをまとめ、相手に意見を伝える力を鍛える。
例えば、絵を分析する授業では何が書かれているのか、場所、季節、誰がいるのかなど絵の細かいところに注目し議論することで分析力を身につける。また、絵に込められているメッセージを読み解き、意見を述べあうことで論理的思考力を養っていく。
楽しみながらコミュニケーション能力が身につき、社会に出たときに自分の意見を相手に伝え、相手の意見をまとめることにも困らない。大学に行った先輩に言語技術について聞くと、課題が多く一番大変だったけれどレポートを書くのに一番役に立っているという声が多い。
日本人が世界で活躍するには自らの考えを正確にわかりやすく伝えることが必要だ。サッカーの日本代表やJALなど世界で活躍している企業でも言語技術は活用されており、世界で活躍するのに必要なコミュニケーション力と情報処理能力を楽しみながら麗澤高校では学ぶことができるのだ。

また、麗澤高校では「プロ」という特徴ある授業が行われている。自分プロではこれからの未来について自分で考え、また友人とそれぞれの考えを共有していく授業である。
AI化により必要とされる価値が変わることを知り、ブレインストーミングで多くの意見を出し友人と話し合いながら今までにないものや職業が創り出せる可能性に気づく。友人と話し合ったり発表を聞いたりする事で新しい発見もあり、発想が豊かになる。本当に実現できたら面白いと思える内容もあり興味が広がる。目標に対して何をするべきかどんな行動を起こせばいいかをゴールから逆算して考えることで確実な実行力を養うことができる。「プロ」は今まで自分になかった新しい見方を身につけられ、どう行動すべきか自分で考える麗澤らしい授業なのだ。
(写真:本人提供)
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麗澤高等学校 池田記味江、伊藤楓菜、日暮 さら(2023年3月現在)
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