どうしても「片づかない家」4つのヤバい共通点 「捨てる=片づけ」という発想の大問題
それをやみくもに他人が否定していいのでしょうか。唯一、物を捨てられるとしたら、その人自身が「捨てよう」「減らそう」と自らすすんで前向きに思えるようになったときだけです。他人がとやかく指図したり、ましてや「捨てられないからダメな人だ」と評価を下すものではありません。
コロナ禍の自粛期間で、私たちの意識や生活は大きく変わりました。外に出られないぶん、家にいる時間を豊かにしたい。そのためには、物を減らせば片づけは楽かもしれませんが、それだけでは物足りない。 好きな物に囲まれて、好きなことができる空間が大切なのだ、という方向に変わってきたと思うのです。
やりたいことができる環境をつくってから、必要のない物を手放せばいい。そのほうが豊かな生活が送れます。なぜなら、みなが「捨てろ」と言う物の中にも、その人だけが知っている、その人だけの価値ある物もあるからです。
捨てる・減らす=片づける、という時代はもう終わったのです。
「なぜ片づかないのか」を知る
どうすればすっきりと片づくのか。その一歩は、片づかない理由を知ることからです。片づかない理由がわかれば、対策もわかります。家がすっきりしたあと、再びリバウンドせずに済むでしょう。まずはなぜあなたの家が片づかないのかの原因を知りましょう。
①リビングに物が出しっぱなしだから
片づかない家は例外なく「物だまり」ができています。物だまりとは、動いていない物がたまって、岩や山のように固まっている様をいいます。
ソファーの上に投げ出してある取り込んだままの洗濯物、ダイニングテーブルの上にある出しっぱなしの調味料やちょい置きのDM類、玄関や廊下に投げ置かれたバッグやダンボールなど、片づかない家には必ずといっていいほど物だまりができています。
これらが景色の一部になってしまうと、もはやその家では当たり前の光景になってしまうので、散らかっているという感覚すらなくなってしまいます。外から来た人がギョッとするような散らかり具合でも、本人たちには自覚がない。こうして片づかない家がどんどんできあがってしまいます。
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