トヨタ「ハイエース」レトロキャンパー人気の訳 ウッディー内装やレトロな外装などがトレンド

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フレックス「ウッドヴィレッジ」

ウッドビレッジ
フレックス「ウッドビレッジ」の外観(筆者撮影)

一方、ハイエースやランドクルーザーの専門店を全国展開する「フレックス」では、新作「ウッドヴィレッジ(Wood Village)」を展示した。こちらも内装に天然木を使うことで、レトロ感とアウトドア感を演出したキャンピングカーだ。

余談だが、先に紹介したワークヴォックスのセドナ サンライズに装着しているFD-classicを手がけるフレックス・ドリームと、フレックスは別企業なので念のため。どちらもハイエースやランドクルーザーの専門店を展開するが、フレックス・ドリームはフレックスから独立した企業。社名が似ていて、取り扱う車両や製品も似ているというのも面白い。

インテリア
ウッドビレッジのインテリア(筆者撮影)

話をもとに戻そう。ベース車両は、ハイエース標準ボディDX5ドア。展示車両では、それをベースに乗車定員6名、就寝定員3名のキャンピングカー仕様としている。1列目シートには、3人がけDXシートを採用。オプションで、オリジナル黄木目のインテリアパネルやシフトノブ、コンビハンドルを装備することも可能だ。

2列目シートは、こちらもバタフライシートを採用。背もたれを前に移動し、室内右中央部に収納されているサイドテーブルを引き出せば、6名が対座できるリビングになる。また、背もたれを完全に倒してフラットにし、マットを敷きつめれば、大人2名、子供2~3名が寝られるベッドスペースにも展開が可能。なお、ベッドマットは、室内後方に収納できるため、移動中などに乗員の快適性や荷物の積載性を犠牲にすることはない。

自然な風合いの木目をふんだんに使用したインテリア

天井
無垢のヒノキ材を使用した天井(筆者撮影)

天井には、無垢のヒノキ材を使用することで、天然木ならではの質感や香りを楽しむことができる。また、フロアには、傷がつきにくい重歩行材を採用。家具や天井に合わせた木目調を使うことで、室内の統一感も演出する。

インテリア
テールゲートを開け、室内後方から見たインテリア(筆者撮影)

さらに室内右後方には、炊事設備も用意する。専用の家具で固定されたカセットコンロに、手入れがしやすいステンレスシンクを搭載。シンク下には10L給水・排水タンクも設置している。

次ページまだまだ続く、バンライフ仕様のハイエース
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