コンビニ経営に成功する人が外さない絶対的条件 フランチャイズのカラクリと本部との緊密関係

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つまり、お互いにそれぞれの原資をつかって出店し、成功へむけてスタートを切るのです。そして、スタートを切った後も、本部はスーパーバイザーを派遣し、経営相談やコンサルティングを実施します。また加盟店は悩みや要望をスーパーバイザーに伝えて、店舗運営の改善を行います。

このように、スタート時だけでなく、何年にもわたって本部と加盟店との関係は続いていくのです。

フランチャイズビジネスの肝は人間関係

本部のスーパーバイザーと加盟店オーナーの人間関係が良好であればあるほど、店舗の運営はスムーズにいき、お互いに利益があがっていくウィンウィンの関係ができます。

個人商店では得られない、本部からのバックアップと知見をうまく活かすためには、本部と加盟店との人間関係が肝になります。

私は現在7店舗を大手コンビニフランチャイズオーナーとして運営していますが、「店舗の運営・経営はどうすればいいか」との質問をよく受けます。

本部との契約や出店にあたっての注意事項などももちろん教えますが、いちばん重視しているのが、本部との関係です。

本部からくるスーパーバイザーに対して、敬意を持って対応し、良好な関係を築くことを伝えています。人間関係を重視することはビジネスパーソンにとって基本的なことかもしれません。

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しかし、私の肌感ではそれができている方はあまり多くないと感じますし、成功しているオーナーほど本部との関係を大切にしています。

スーパーバイザーが「あの店舗はいつも対応が気持ちいいな」と感じれば、自然とその店舗に向けて足しげく通う回数が増えると思いますし、「開発商品・成功事例」などの店舗が発展していくための情報を持っていきたくなるでしょう。

本部と加盟店との良好な人間関係が、店舗ビジネスを成功に導きます。それだけでなく、店舗がある周囲のお客様に対しても、良質なサービスを提供できることに繋がります。

本部と加盟店との良好な関係が、会社の利益だけでなく、社会の利益も増やすきっかけになると考えているため、私はオーナーから相談を受けた際に、いちばん重要なこととして、本部との良好な関係を築くことを伝えているのです。

長瀬 環 コンビニエンスストア経営者

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ながせ たまき / Tamaki Nagase

1971年生まれ。明治36年(1903年)創業の酒販小売店に生まれる。実父は酒販店を経営し、実母は筆者が高校在学中にコンビニ経営をスタート。 大学では経営学を専攻。大学卒業後、酒屋子息向けの専門学校「酒販専門学院」で小売業のノウハウ・酒の専門知識を学んだのち家業を継ぐ。慣習的な家族経営からの脱却を決意し、「組織づくり」「人材教育」に着手。性格は「お人好し」「思い立ったらすぐ行動(落ち着きがないとも言う)」 趣味はベース演奏(ヘヴィメタル!)、筋トレ、空手。

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