剱持氏によると、営業から設計、加工担当者など社内で図面を扱う社員は9割を超える。それだけに、各部署での作業効率化の余地は大きい。
導入から半年足らず。現在は発注を受けた製品の加工指示・調達の部署で活用しているが、今後は設計部門でも活用する計画だ。使用頻度の高い類似した部品を標準化する、開発段階でのデザインレビューに生かす、などといった方法が考えられるという。
CADDi DRAWERは、2017年に創業したベンチャー企業、キャディが開発した。画像として取り込んだ図面をAIで解析して、そこに書き込まれた手書きの文字を判別。その情報をデータベース化したうえで類似の図面を検索可能にする、いわば図面情報を共通言語化する取り組みだ。
キャディの白井陽祐DRAWER事業部長は「半導体製造装置や産業装置、電車を造る産業では、部品は特注品が多い。過去に造った製品の図面を簡単に参照できればコストを大幅に減らすことができるが、テクノロジーへの投資がされてこなかった」と指摘する。図面をPDFなどの形で保存することは20年近く前から行われてきたが、それ以上情報を活用する方法は長く革新がなかったという。
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