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伊藤忠がアクセンチュアに対抗意識を燃やす理由 出資先と緩やかな連合を形成、反撃態勢狙う

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伊藤忠は、マーケットインの発想でコンサルの王者に戦いを挑む。

AKQA UKAの土川哲平社長
AKQA UKAの土川哲平社長(写真:伊藤忠商事)

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5大総合商社の一角、伊藤忠商事がコンサルティング業界の王者・アクセンチュアに対抗意識を燃やしている。

伊藤忠商事と伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2022年10月、世界最大手の広告代理店である英WPP傘下の米AKQAと合弁会社「AKQA UKA」を立ち上げた。

AKQA UKAは国内企業向けに「顧客体験(CX)デザイン」のコンサルを行う。伊藤忠やAKQAからの出向者と、新たに採用した営業人材やデザイナーら総勢30人体制になる。同社はスマートフォンなどを通じたクライアント企業と顧客のデジタル接点のデザインだけでなく、顧客とのコミュニケーションのあり方、ブランド戦略、ビジネスモデルまで含めた全体のデザインを描く。

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