SHEIN、「中小インフルエンサー」大量起用の実態 タイアップを多用する手法に疑問の声も

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中国発のファッションEC「SHEIN(シーイン)」は、テレビCMなどのマス広告はほぼ使わない。デジタルネイティブであるZ世代に向けての発信を強化するための戦略とは。

ユーチューブを検索するとシーインの関連動画が多数出てくる(ユーチューブの検索画面から抜粋)

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「今回一番お気に入りのワンピースですね」「なんかすごい一気にいい女感が出ますよね」

中国発EC「SHEIN(シーイン)」の商品を自ら着こなし、ユーチューブで紹介するのは、神宮若奈さん。インスタグラムで5.2万人、ユーチューブで1.1万人のフォロワーを抱えるインフルエンサーだ。普段は自身で立ち上げたファッションブランドの情報などを発信している。

「シーインを取り上げると動画の再生回数が増えて、自分のブランドのアピールにもなるんですよ」。神宮さんはシーインとタイアップするメリットについて語る。

条件は「女性」「16歳以上」「フォロワー1万人以上」

タイアップ投稿を始めたのは約1年前。知人の紹介でシーインとつながり、タイアップを持ちかけるダイレクトメールが届いたのがきっかけだった。商品の購入体験レビューや、着こなしを提案する写真や動画を2カ月に1回程度投稿し、シーインで使えるギフトカード数万円分を報酬として毎回受け取っている。

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