ユニクロ「21年ぶり」株式分割の知られざる変心 1カ月前に分割の予兆、他銘柄にも波及するか
「超値ガサ株」として知られるファーストリテイリングの株式が2023年3月、21年ぶりに分割される。変心の裏に何があったのか。
「究極の普段着」を誰もが手に取れる価格で――。そんな理念とは裏腹に“お高く”とまっていた日本株の山が、ついに動いた。
ユニクロなどを展開するファーストリテイリングは12月15日、同社の普通株式を「3分割」することを発表した。2023年2月28日を基準日として、ファストリの普通株式1株を3株に分割し、3月1日に効力が発生する。同社の株式分割は約21年ぶり。また、分割後の2023年8月期の1株あたり配当金は年間680円から230円となり、実質的な増配とした。
ファストリの株式分割が注目を集めるのは、同社の株が長年「超値ガサ株」として知られていたからだ。ファストリの株価は8万円前後で推移しており、100株単位で売買されている同社の株を買うには、現状約800万円の資金が必要。個人の投資家にはなかなか手の出しづらい銘柄だった。
東証は投資単位引き下げを求めてきた
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