2005年1月27日にゲームキューブで発売された『バイオハザード4』がその問題点をうまく乗り越えます。従来の固定カメラを脱し、プレーヤーの背後から覗くような「ビハインドビュー」になり、激しいアクションが楽しめるようになったのです。
本作の主人公は、『バイオハザード2』にも登場したレオン・S・ケネディ。彼は大統領直轄のエージェントになっており、大統領の娘を探すミッションをこなしていました。
レオンが訪れたのはとあるヨーロッパの寒村。そこにはうつろな目をした村人たちがおり、レオンと行動をともにしていた警官を火あぶりにしていたのです。さらには行く手を阻む恐ろしいクリーチャーが待ち受けるなど、新たな困難に立ち向かうことになります。
慣れていない人への配慮も
前述のように『バイオハザード4』はアクション寄りの作品になっています。それまでのシリーズ作品は少ない銃弾をどう管理するかというゲームでしたが、本作は比較的たくさん撃つことが可能です。
武器も種類豊富で、ハンドガン、ショットガン、ライフル、マシンピストルなどさまざま。それらの武器をうまく活用する必要がある敵が出てくるのはもちろん、それぞれが生きるシチュエーションもきちんと用意されています。
姿勢を崩した敵に体術で追撃したり、ゴロゴロと転がる大きな岩から逃げたり、巨大な魚とバトルをしたり、スタイリッシュなアクションでレーザーを避けたりと、インパクトある場面もたっぷりです。
一方、銃からレーザーサイトが出ていて狙っている場所がわかりやすかったり、立ち止まって相手を狙い撃つ必要があったりと、まだ狙って撃つ行為に慣れていなかった人たちに向けた配慮もありました。ただ大きく進化したわけではなく、(当時に向けた)遊びやすさもあったわけですね。
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