「Matt風メイク」の桑田真澄が登場したCMの衝撃 三が日の新CMの放送回数が過去20年で最多

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2位につけたのはKDDI『au』のCMだ。毎年恒例となる元日にスタートした「三太郎」シリーズの新作で、TikTokなどで人気のアーティスト・meiyoの歌うオリジナル楽曲『ココロ、オドルほうで。』をBGMに展開した。

織姫(川栄李奈)の見守る中、金太郎(濱田岳)が“金”と“愛”のプレートのどちらを選ぶか迷うシーンに続けて、黒と金のどちらの玉手箱がいいか悩む浦島太郎(桐谷健太)を見つめる乙姫(菜々緒)、魔女から渡された赤と緑のりんごを手にした親指姫(池田エライザ)とかぐや姫(有村架純)、普通の桃と大きい桃を見比べている桃太郎(松田翔太)と桃姫(村山輝星)が次々に映される。

“鬼ちゃん”(菅田将暉)が和太鼓を叩くと「♪ココロオドルの どっちどっち ゾクゾクするの どっちそっち」といった歌詞に合わせ、それぞれの場面でキャストたちが踊りだす。そして桃太郎が大きな桃を刀で切り、中から現れた灰を庭の木に投げると、桜が一気に満開となる。ラストは桜の舞い散る庭で和気あいあいとダンスをする三太郎たちを映し、「♪オドルほうで いいじゃん いいじゃん いいじゃんね」という歌や「ココロ、オドルほうで。」のコピーを重ねて締めくくった。

「迷ったら心踊るほう、という言葉がいい」などの声

CMソングの作曲・編曲はAimerの『残響散歌』などを手掛ける飛内将大氏、歌詞は三太郎シリーズのCMを担当するクリエーティブディレクター・篠原誠氏が手掛けた。さまざまな選択に迷う三太郎たちがこの楽曲に合わせて踊る姿を通して、「正しいとか、常識は少しお休みして『ココロ、オドルほうで。』いいじゃん」というメッセージを伝えたという。モニターからは「迷ったら心踊るほう、という言葉がいい」「ポップなメロディーで歌いたくなる」「明るい気持ちになった」などのポジティブな感想が多数寄せられた。

また同社の『UQ』のCMもヒットし、17位にランクインした。満島ひかりが“UQUEEN”、松田龍平が執事を演じるシリーズに岩下志麻が先代のUQUEEN役で登場するもので、重厚な世界観の中で展開するコミカルなストーリーが支持を集めた。

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