キャンドゥ、「100円均一ではない店」の勝算 「100均」に飽和感、渋谷パルコに新業態

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こうした中、キャンドゥは業界大手のポジションこそ維持しているものの、2004年から売上高はほぼ横ばいで、店舗数もほとんど増えていない。業界のガリバー・大創産業(ダイソー)との競合のみならず、スーパー内へ小型店出店で成長したワッツや、いち早いPOS導入や雑貨の強化で高成長を続けるセリアの追い上げも響いた。

キャンドゥも業績の停滞を受け、大創のように高価格帯商品への展開や海外進出も行った。ただ、思うような効果を上げられず、海外は撤退、高額商品も整理して100円主力に回帰している。

均一価格業態に限界

また、2013年にはロゴや店舗レイアウトなどを刷新、従来の日用品店然とした店作りから、明るく、おしゃれ感のある店に変えているところ。こうした店作りではセリアに一日の長があり、キャンドゥは追いかける立場だ。店舗の刷新も新店からということで、まだ効果は見えていない。

停滞する業績をテコ入れする新戦力として期待がかかる「OHO!HO!」。均一価格で割安感を訴求する業態が、成長力と競争力の限界から、価格・商品の多様化に踏み切るのは自然な流れだ。

ただ、価格にバリエーションがあるだけに、価格に対する商品のインパクトは薄れてしまう。それだけに、100円ショップ以上に、割安感を打ち出した品ぞろえができるかが、成功のカギを握りそうだ。

丸山 尚文 東洋経済 記者

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まるやま たかふみ / Takafumi Maruyama

個人向け株式投資雑誌『会社四季報プロ500』編集長。『週刊東洋経済』編集部、「東洋経済オンライン」編集長、通信、自動車業界担当などを経て現職

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