決着!大塚家具、前代未聞の株主総会の全容 久美子氏61%、勝久氏36%は何を意味するか
久美子社長 当社取締役会としては、(株主提案の)第5号議案および第6号議案に反対です。先ほど株主提案で(クーデターという)不穏当な表現があったが、そういうことではない。取締役会で議論し、多数決で決まったものです。コーポレート・ガバナンスやコンプライアンス(法令順守)上の問題を解決するため、経営体制の刷新が必要です。そこはぜひご理解いただき、第2号議案である会社提案に同意いただきたい。
今回、このような混乱状態で社員につらい思いをさせてしまったこと、お客様にも大変ご迷惑をかけてしまい、申し訳ございません。本当に申し訳なく考えています。社員はお客様に喜んでもらえるように働いています。ぜひ、ご支援、ご支持をいただきたい。
「会長を辞めてから株主提案しろ」
一般株主A 勝久会長に意見がある。あなたは株主に対して「お願いします」「聞いてください」と言うが、私はあなたが社長をしていた時代、株主総会でインサイダー(疑惑)を問いただすと、「詳細を知らないくせに余計なことを言うな」「黙っていろ」、という態度だった。今、コンプライアンスというが、その資格はあなたにない。それに株主提案するなら、まず会長職も辞任すべきだ。
さらに勝久会長の提案では、後任は勝之氏(=勝久氏の長男)になっているが、勝之氏はその「器」ではない。自分でも分かっているはず。親父がいないとどうしようもない。だったら、勝之氏は親父を説得するべきだ。
一方で私は、久美子社長の経営計画がいい、と言っているわけではない。どっちも問題がある。ただ、今の会長は、聞く耳を持たない。株主提案では年間配当を(40円から)120円に上げるといっているが、その先がない。勝久会長は筆頭株主だから、自分が一番配当金をもらえる。それにも納得がいかない。
あなた(久美子社長)にも、直してほしいところはある。だが、二者択一だったら、あなただ。だけど、勝之会長もお姉ちゃん(久美子社長)と仲よくやって欲しい。反論があれば、勝久会長の意見を聞くよ。
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