──空圧制御機器とは、そもそもどういう製品ですか。
工場内で物を自動で動かすために使われる。動力源には電気や油圧もあるが、空気圧では軽いものから10トンくらいまでなら大概動かせる。例えば、自動車の溶接時に自動車を位置決めのために押さえるなど、ほとんどの製造業の自動化装置で使われている。
足元の設備投資需要は、22年秋から全体的に弱くなってきている。半導体業界は全体がスローダウンしている。ただ電気自動車では、自動車だけでなく電池の製造ラインにもすごく熱が入っている。
コロナ禍が始まった頃は、呼吸器向けに売れて売上高をキープし、その後は右肩上がりだった。食肉産業では多くの労働者を使っていたが、コロナ禍でソーシャルディスタンスが求められ自動化を迫られるなど、新たな需要も出てきた。今後も自動化の需要は高まる。日本などでは人手が足りず、海外でも泥臭いイメージから若者の製造業離れが起きている。品質面でも、機械のほうが均一な性能を出せる。
供給面を整え、26年度に売上高1兆円目指す
──近年大幅に増収していますが、成長の見通しを教えてください。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら