組織風土を変えるためには何が大切か、社長が語った。
長くても全部出すことが肝要
――調査には1年4カ月もかかりました。
当初予定していた調査終了時期は2022年4月末。(未調査の案件が)20%残っていたとしても、中身がほぼ同じであれば最終報告を終えたいとも思ったが、全部洗い出すことが肝要だと考えた。件数は多かったが、それは従業員が知っていることをすべて直接調査委員会に話してくれたからだ。
今回の調査で従業員はそうとう苦労した。調査委員会が大量のヒアリングをして、その過程でまだ不正がありそうだとなるとまた調査し、次のものを見つけていった。十数年前のドキュメントを出すなど、従業員も一生懸命協力することになり、(あまりの大変さに)「もうたまらない」「こんなことをもう二度と後輩にさせてはいけない」という声が結構あった。



















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