三菱電機の調査報告書に載せられた社員の証言からは、長期にわたり不正が放置されてきた背景の組織内部の問題が読み取れる。多くの日本企業にも当てはまる教訓となるはずだ。
三菱電機が10月1日に公開した、品質不正問題に関する調査報告書。そこには、名古屋製作所可児工場(岐阜県可児市)と長崎製作所(長崎県時津町)で長年にわたって続いた不正について、詳細な原因分析が記されている(調査報告の経緯・概要などについてはこちら)。
外部弁護士らでつくる調査委員会(西村あさひ法律事務所・木目田裕委員長)は、三菱電機の従業員5万5000人を対象にアンケートを実施し、メールでの情報提供も呼びかけた。その結果、集まった不正に関わる問題報告は2305件にのぼった。
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読み頂けます。
ログイン(会員の方はこちら)
無料会員登録
東洋経済ID 会員特典
東洋経済IDにご登録いただくと、無料会員限定記事を閲覧できるほか、記事のブックマークや著者フォロー機能、キャンペーン応募などの会員限定機能や特典をご利用いただけます。
東洋経済IDについての詳細はこちら
この記事の特集
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら