巨艦NTT、ついに本格始動する「人事大改革」の衝撃 戸惑う社員たち、グループ内序列に変化も?
「民営化以来最大」の人事改革に透ける危機感
「1985年の民営化以来となる大改革であり、NTTが真のIT企業になるための仕掛けだ」
約14万人が加盟する、NTT労働組合の柴田謙司事務局長はそう語る。30万人超の従業員を抱えるNTTグループで今、社員らの働き方を一変させる新たな制度の準備が大詰めを迎えている。
その新制度とは、NTTが目下進める人事改革の第2弾にして本丸だ。>>記事の続きはこちら
人事改革で変貌か、NTTの出世街道とグループ序列
「最早組(さいそうぐみ)」――。
NTTグループには、そんな社内用語が存在する。入社同期の中でもっとも出世が早いエリート社員を指し、「社員なら誰でも知っている」(NTTグループの中堅社員)言葉だ。
最早組は20代前半で入社し、30歳前後に主査(係長級)、30代半ばには課長へと昇進し、管理職に到達。40歳前後で部長、50代から執行役員に就くのが、NTTにおける模範的な出世コースだった。
しかし近い将来、最早組は死語になるかもしれない。脱・年功序列を掲げた人事改革により、年次にかかわらず昇格や敗者復活のチャンスが与えられることになるからだ。>>記事の続きはこちら
人事制度大転換、NTT現役社員たちの戸惑いと本音
「いきなり『お前の専門性は何だ? これからは専門性で人事査定します』というのは酷なんじゃないか」「専門性が評価されやすい業務と、されにくい業務が出てくるのでは?」
NTTの代名詞と言えば、元国営企業ならではの“お役所体質”や”安定志向”を思い浮かべる人は多いだろう。
それが転換点を迎えた今、多くの現役社員は複雑な心境を抱えている。一般社員から管理職まで、幅広く話を聞いた。>>記事の続きはこちら
NTTが「年次主義」の人事制度で痛感した弊害
日本型企業の典型とされるNTTが、大胆な人事制度の転換を決めた背景にある危機感とは。新たな制度の運用に当たってハードルはないのか。
NTTの総務部門長、山本恭子執行役員は「仕組みはもう決まったが、運用こそが肝。『何だ、今までと一緒じゃん』と思われないよう、運用を定着させるためにこれからが大変だ」と強調する。
制度導入の背景や狙い、新制度の下で抜擢を進めていく社員像などについて、山本執行役員に聞いた。>>記事の続きはこちら
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