
事実上の利上げに踏み切った黒田晴彦・日本銀行総裁(写真:西澤佑介)
音声ニュース番組「東洋経済Voice Insight(ボイス インサイト)」は、ビジネスパーソンに今週押さえてほしい「重要トピックス」と「注目スケジュール」をお届けします。週明けの朝一番に、5分聞くだけで、すっきりと頭に入ります。
東洋経済コラムニストの西村豪太が解説します。聞き手はフリーアナウンサーの魚住りえさんです。
●音声はこちらから
「今週の重要トピックス」は3つです。
①「マーケットに追い込まれた日銀の転換」
日本銀行は12月20日、事実上の利上げに踏み切りました。これはほとんどのエコノミストが予想もしていなかった「サプライズ」でした。日銀の黒田東彦総裁は2013年に就任して以来、「異次元緩和」と呼ばれるほど大胆な金融緩和政策をとってきましたが、なぜ転換したのでしょうか。
②「大手企業が続々と賃上げ表明」
連合は来年の春闘で5%程度の賃上げを求めていますが、ここにきて、企業側がそれを上回る賃上げの方針を打ち出すケースも出てきています。最近にないほど賃上げへの機運が高まっているのですが、懸念もあります。
③「ゼロコロナ解除の中国で混乱広がる」
新型コロナウイルスの感染拡大を厳しく封じ込める「ゼロコロナ政策」を11月末以降に緩和した中国。ところが、あまりにも急速に制限を緩和したことから、感染が急拡大しているとみられています。
(次回の配信は2023年1月10日です)
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