「仮想通貨大暴落」3つの要因から予測する未来図 投資するなら千載一遇のチャンスと見ていいのか
金利引き上げ、FTX経営破綻など、負の連鎖?
ビットコインをはじめとする仮想通貨市場は、これまで安定した値上がり相場を形成してきた。とりわけビットコインの2020年以降の価格上昇は、驚異的なものがあった。ドルベースで見てみよう。2020年1月5日には1ビットコイン(BTC)=8000ドル台から2021年11月7日には6万4000ドル台に急騰。円ベースでも2020年1月3日の79万円から2021年11月12日には733万円の最高値をつけている。円ベースではわずか2年足らずの間に、約10倍近くになったわけだ。
しかしその後、2022年に入ると様相は一変する。ドルベースでは、年初には5万ドル台だったのが2022年11月21日には1万5700ドル台まで下落。現在(12月20日)は1万6700ドル台をキープしているが、77%の暴落だったと報道されている(ウォール・ストリート・ジャーナル「暗号資産、投資家消えてもシステミック危機続く」11月24日配信)。
円ベースでは、円安の影響を受けてドルベースほどの下落は見せていないが、現在(12月20日)、1ビットコイン=226万円にまで下落している。円ベースでも3分の1近い価格に下落したわけだ。
そこまで大きく下落した原因は何なのか。各種報道などを整理すると、その背景には以下の3つの大きな要因があるようだ。
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