3年休職の社員が目指す「ダイバーシティ」な職場 「インクルージョン」で誰もが活躍する環境へ
社員がお互いの違いを認めたうえで協働できる職場にするには、多様な人材の活躍を後押しする「インクルージョン」の推進が必要だ。ライフステージの違いも認識し、尊重し合いながら皆が生き生きと働くために、互いへの「無関心さ」を捨て去り社員間のコミュニケーションを活性化することが求められる。
今後も病気治療・休職・復職の際に感じたことなどを発信することで、多くの方に、病気になっても人生は続くことを理解いただき、また関心を持っていただけるよう、治療と仕事の両立における支援活動を続けていきたいと考えている。
休職の経験からどんな価値が創れるのか
さて、「旅の途中」の話に戻ろう。私はサステナビリティ経営に関わるコンサルタントとして働いているが、知識の多くはアップデートしないと使えないし、プロジェクトの内容・方法も変わってきていると実感している。そんな状況を痛感し、いきついたのが「新しいことを学び、新しい仕事をつくろう」という発想だ。社内でも社外でも貪欲に人と会い、ディスカッションをする日々。未経験なことにも手を挙げるチャレンジ精神も旺盛になった。D&Iに関する有識者との座談会に参加したり、昔なら断っていたであろうコーポレートイメージ映像の撮影にも参加した。
高校でアメリカ留学した際も、わざわざ親元を離れて単身留学した意義を証明するために、いろいろともがいたことを思い出す。「治療はユニークな経験かもしれないけど、それでどんな価値が創れるようになったの?」という問いかけに一生懸命答えを出したいと日々考えている。それが今の私の状況だ。まだまだ続く旅の到着地はまだ見えてこない。
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