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続いて中町地域に入った。新町と中町の間にも古い堤防の跡がある。元町と中町の間にも堤防があるため、中町は両サイドを堤防に囲まれた町である(1)。
<写真1>左側が中町地域の入船。右の堤防の先が新町地域だ。
入船の住民は「土砂の噴出量がいちばん多かった地域は入船ではないか。だから上下水、ガスとも止まっている地域が一番広いままだ」と言う。確かに、被害の程度はかなり大きく、近辺のオフィスビルをみると、大きく地盤沈下していることもわかる(2)。
<写真2>入船は道路の痛みが激しい地区だ
「がんばろう!うらやす」
入船4丁目にある市立入船保育園では建物は無事でも、水道・ガスが止まっており再開できない状態だ。
記者がその前を通り掛かったときは、ちょうど職員が市民みんなを応援するようなメッセージを正門に張っているところだった(3)。「12日がちょうど卒園式だったのに地震があったのでできなかった。卒園式のために用意したチューリップは、行きかう人が少しでも和むように、正門の横に飾っているんです。元気を出さなければ」と1人の職員が説明してくれた。
<写真3>入船保育園に「がんばろう!うらやす」のメッセージ
入船保育園のならびにあるのが大型マンションの「入船東エステート」だ。中央エステート、北エステート、西エステートとあわせると2436戸にもおよぶ、超巨大マンションである。
この入船東エステートでは目下、京葉ガスがガス管の工事を進めているところだ(4)。作業員に尋ねると、「新たにガス管を敷設するのはそれだけ元の管の被害が大きかったからだ。本来はもっと深く埋めなければならないのだが、応急措置で浅く埋めて復旧を急ぎたい」とのことだった。
<写真4>つなげたガス管はこのあと地下に埋設する
駅前は急ピッチで補修
入船からさらに北へ進むとJR京葉線の新浦安駅がある。京葉線は現在、間引き運転をしているところだ。
駅前にはかなりの数の作業員が集まっており、道路の復旧工事を進めている。壊れたタイルを取り除きアスファルトで固める、という応急処置。美醜をうんぬん言っている場合ではないのだろう。ただ、高架にある駅へ昇るための高齢者用のエレベーターのように、まったく手付かずのものもある(6)。
<写真5>ひび割れ箇所をアスファルトで補修
<写真6>エレベーターは止まったまま
新浦安駅の構内には今日発行の「広報うらやす号外」が置かれていた(7)。そこには災害対策本部長をかねる松崎秀樹市長のメッセージ「市民の皆様へ」が掲載されている。
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