ユーザーに嫌われないSNS広告の新しい潮流 掲載媒体に溶け込む「インフィード広告」に支持
つまり、広告が掲載される媒体の記事・コンテンツの「見出しと同じ見た目」を持ったもの(インフィード広告)であれば、広告枠内に「広告(もしくはPR、AD)」と表記されていて、クリックした後も「資料請求画面」や「商品購入ページ」といった見出しとは別のものにリンクするのではなく、「見出しの内容と整合した」記事・コンテンツにリンクするということです。
それでは、なぜインフィード広告が主流になったのでしょうか。その背景には、ユーザーの利用体験(CX)を妨げるさまざまな広告が横行していたことが挙げられます。たとえば、次のようなものです。
・消費者に気づかれないよう、一般的な記事や投稿を装った広告
・第三者提供されたCookieを使い、ユーザーを「追いかける」広告
記事だと思ってクリックしたページが、よく読むと広告やプロモーションのページだったことや、訪問したサイトから別のサイトに移ったにもかかわらず、同じバナー広告が延々と表示され続けるといった経験は、おそらく誰にでもあるでしょう。
また皆さんも、どこかのサイトで入力した情報や、検索サイトで調べた内容などが広告の表示に使われているのでは?と感じたことがあるかもしれません。
今でもそのようなことは横行しています。その反動として、掲載される媒体の文脈に上手く溶け込むことができるインフィード広告に支持が集まりました。また、広告としての効果も高かったということでしょう。
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