15日発生の静岡地震でアマダ富士宮事業所が一時停電も被害は軽微【震災関連速報】
金属加工機大手のアマダは16日、東日本大震災による生産拠点への影響は軽微だったと発表した。
東日本大震災では、金属加工機の周辺装置を製造する子会社であるアマダエンジニアリングの福島工場(福島県福島市松川町南下原)で、設備の一部が落下するなどの被害を受けた。ただ、建屋そのものへの損害はなかった。
一方、15日夜に発生した静岡県東部を震源とする地震では、主力工場である富士宮事業所(静岡県富士宮市北山)で、照明が落下し、壁が剥落するなどの被害が発生した。
いずれも被害程度は軽微で、3~4日中には修復できるもよう。従業員とその家族の無事も、すでに確認した。ただ、現地では地震発生直後から停電が続いている。もともと、富士宮市は東京電力による輪番停電の対象区域に指定されており、輪番停電の時間帯によって工場の稼働を調整するなどの対応をとっているという。今後は、地震による直接的な被害よりも、電力不足による生産活動への影響が大きくなりそうだ。
(小河 真与 =東洋経済オンライン)
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