芸人が営業や企画も「笑い×企業」が生む化学反応 漫才等を織り交ぜた、ビジネスプレゼンも披露

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『ビジネスマン芸人グランプリ』に出場した10組の芸人たち(後列)とスタートアップ各社の社長(前列)(写真:吉本興業提供)

大阪のスタートアップ10社と吉本興業所属芸人10組がタッグを組んで、それぞれの企業で芸人が新たな事業の創出やビジネス拡大に取り組み、その成果を競う「ビジネスマン芸人グランプリ」。吉本興業がスタートアップ企業を支援するために立ち上げた新たなプロジェクトだ。

今年7月に行われたピッチイベントで、スタートアップ各社はそれぞれの優れた技術やサービス、抜きん出たアイデアを活かした事業拡大や新規ビジネス創出企画をプレゼンした。それを受けて芸人たちは、各々のスキルや特技、得意な分野の知識や経験を活かせる企業や事業を選び、10組のマッチングが成立した(詳しい記事はこちらから)。

マッチング後の3カ月間、芸人たちはビジネスマンとしてそれぞれの企業の会議に参加し、事業アイデアを出したほか、現場での実務に赴くなど、まさにイチ会社員となって活動。芸能界を飛び出し、ビジネスの場でそれぞれの力や持ち味を活かしてきた。その成果発表となるゴールイベントが10月18日、大阪・YES THEATERにて開催された。

漫才やパフォーマンスも織り交ぜる

本イベントでは、まず10組の芸人たちが順番にそれぞれの企業で取り組んできた内容とその成果をプレゼン。そのスタイルは10組10様となり、商材や会社紹介のオリジナル動画の制作や、パワーポイントを使った王道のプレゼンもあれば、漫才やパフォーマンスを織り交ぜたプレゼンもあった。

具体的にはお笑い芸人のギャロップはCARPRODUCE社での活動内容を漫才にして披露。藤崎マーケットはi-plug社のスタッフと一緒にステージに立ち、会社からの卒業式のようなスタイルで歌も交えたパフォーマンスを披露した。

女と男はFuntoco社のネパール人とインドネシア人スタッフとともに登壇。それぞれの国の文化をインタビューするスタイルの寸劇を上演。動画制作に特化したというモンスターエンジンは、ネットオン社のあるあるネタに自身の持ちネタも加えて計22本制作した動画を上映した。

よしもと
プレゼンを行うレスタス(写真:吉本興業提供)

レスタスはspan!社と一緒に地元を巻き込んで地域イベントをゼロから立ち上げ、(大阪市)北区大淀を盛り上げたいという社長の夢を叶えた様子を映像で紹介した。

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