芸術と映画で賑わう「京都」観光客復活への想い 寺院や美術館が会場「京都国際映画祭」が開催

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京都の街中はさまざまな芸術で彩られた(写真:吉本興業提供)
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観光需要の喚起を目的とする全国旅行支援(全国旅行割)が10月11日から実施され、同時にインバウンドの新型コロナウイルスの水際対策が大幅に緩和された。そこから観光機運は一気に高まり、週末の観光地は大勢の国内外観客でにぎわいを取り戻しつつある。

そんななか、日本を代表する古都であり、歴史と芸術文化の街である京都を舞台にする「京都国際映画祭」が今年も10月15日、16日に開催された。

歴史ある寺院や美術館など京都の街中を会場として、国内外の観光客から地元の映画ファンまでを巻き込み、秋の京都を彩るイベントとして親しまれてきた同映画祭。コロナ前は毎年20〜30万人を動員し、街ぐるみの盛り上がりを見せていたが、この2年間はオンラインがメインの実施となっていた。

今年はアートカテゴリーを拡充

準備期間中にコロナ第7波の影響を受けたこともあり、かつてのような西本願寺南能舞台や祇園甲部歌舞練場、二条城を会場にしたオープニングセレモニーこそ実施されなかったが、映画、アート、イベントとそれぞれのカテゴリーごとに市内の計20カ所に会場が設けられ、今年も地元文化と観光資源を巻き込んだ映画祭となった。

今年の映画祭テーマは「映画もアートもその他もぜんぶ」。例年、映画とアート、さらにSDGsと連携した社会問題の解決をフィーチャーしている同映画祭だが、今年はアートカテゴリーを拡充。さまざまな関連イベントが京都市内各所で行われた。

京都市美術館の講義室では、画像やインスタレーションおよび映像といった現代アートと演劇が融合したVR映像作品「MARZO VR」が展示(上映)された。劇作家・演出家のタニノクロウ氏によるもので、各回の予約はすべて満席となる人気ぶりだった。

病室を模した「MARZO VR」会場のスタッフは看護師姿。観客はベッドに横になり看護師にVRゴーグルを装着されるところから映像作品はスタートする(写真:吉本興業提供)
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