iPadもメモ帳も、ペンは1本で済ませよう スタイラス兼用シャープペンの使い心地

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シャープペンとして満足度が高いrOtring 800だが、今回紹介するのは「800+」。この「+」に込められた意味は、rOtring社がうたう「ハイブリッドデザイン」だ。

ペン先を収納するとスタイラスペンへと早変わり

rOtring 800+は、前述の質感の高いシャープペンシルにひと工夫加え、スタイラスとしての機能を獲得しているのだ。

軸を回転させて金色のペン先を収納すると、軸の先端はタッチディスプレイを操作できるスタイラスとして使える状態になる。前述の通り、絶妙なバランスの手書きを、紙だけでなく、画面の上でも再現することができる。

手書き入力やメモアプリだけでなく、イラストを描くアプリでも、紙同様の快適さでアイディアをデジタル化することができる。

何より良いのは、紙での手書きでこのペンに馴染んでしまえば、画面の上でもそのままの感覚で書くことができる点。そしてシャープペンとスタイラスを持ち替えず、シームレスに書く対象をデジタル、アナログと行き来することができる点だ。

高級感ある手触りと重さを、アナログでも、デジタルでも

通常のシャープペンシルよりも、あるいはスタイラスよりも、価格は高い。一度この書き味に馴染んでしまうと、このペン1本だけでアナログ・デジタルいずれの場面でも使えるため、常に快適なライティング・ドローイングを手に入れることができる。

特に、シャープペンシルと比べて、スタイラス選びは難航しがちだ。しっかりとした重さで書き味が良いスタイラスを見つけるのはなかなか難しいし、重いスタイラスは太い製品が多い。こうした問題点も、解決してくれる1本と言える。

rOtring 800+は、シャープペンシルで培われた書きやすさを、デジタルにそのまま持ち込め、長く使っていくことができる製品として、愛着を持つことができるはずだ。ボディカラーは、筆者が選んだブラックの他に、シルバーが用意されている。

松村 太郎 ジャーナリスト

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まつむら たろう / Taro Matsumura

1980年生まれ。慶應義塾大学政策・メディア研究科卒。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、キャスタリア株式会社取締役研究責任者、ビジネス・ブレークスルー大学講師。著書に『LinkedInスタートブック』(日経BP)、『スマートフォン新時代』(NTT出版)、監訳に『「ソーシャルラーニング」入門』(日経BP)など。

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