斬新アイデアが満載の軽キャンパー最旬トレンド 2022年大注目キャンピングカースタイルを探る

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オリジナルクーラー
クオッカに装着されたオリジナルクーラー(筆者撮影)

一般的に大型のキャンピングカーでは、家庭用のルームエアコンと、停車中にも電源を確保できる大容量サブバッテリーを搭載したモデルも近年は増えてきた。だが、室内のスペースが狭い軽キャンピングカーでは、ルームエアコンや室外機を設置する場所に困る。また、サブバッテリーについても、あまり大容量タイプは積むことが難しい。そのため、スポットクーラーやポータブルクーラーを装備することも多いが、それらでは冷却能力に限界がある。

そこで同社では、オリジナルのクーラーを開発、同社製キャンピングカーのオプションとして設定したのだ。静岡県産の「富士ひのき」で作り、丸太小屋をイメージしたという室内を持つデモカーでは、前方上のキャビネットにクーラーを設置する。クーラーのユニットが非常にコンパクトなため、居住性を損なうことはほぼない。また、専用の小型室外機は、車体下後方のドライブシャフト付近に設置することで、室内が狭い軽自動車にもうまく対応する。

加えて、搭載するクーラーは12V仕様のため、車載バッテリーにそのままつなぐことが可能だ。インバーターが不要のため、積載スペースが不要なほか、電力のロスも少なくなる。また、同社では、このモデルの標準装備として100Aのサブバッテリーを用意するが、クーラー装着の場合は、より大容量の200Aリチウムイオンバッテリーと走行充電強化システムもセットにしたオプションも設定する。これらオプション装備により、温度設定などにもよるが、6~8時間の稼働が可能となるという。

車内
富士ひのきをふんだんに使った車内(筆者撮影)

ちなみに当モデルは、富士ひのき製のボックス4個とテーブルを組み合わせることで、対座式リビングや、長さ1830mm×幅1290mmのベッドなど、さまざまな室内アレンジができることも特徴。価格(税込み)は、展示車の場合で471万140円だ。

見た目が激変!Tスタイルオートセールス「エブリイ」

エブリイ
アソモビ2022 in Makuhariに出展されていたTスタイルオートセールスのジムニーフェイスのエブリイ(筆者撮影)

一方、アソモビ2022 in Makuhariに出展された軽キャンパーの中でも、異彩を放っていたのが、神奈川県を拠点とする「Tスタイルオートセールス」が出展した3台のスズキ「エブリイ」だ。いずれも注目なのは外観で、スズキの軽SUV「ジムニー」をオマージュしたフェイスキットを装着したモデルなどを展示。それぞれ違った個性やアウトドア感の演出が斬新だった。

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