「簡単」は、添加物を使うことによって、加工の過程で手間をはぶくことができることです。
「アベ食品」の場合、デミグラスソースは仕入れ品ですが、製造元では添加物が大活躍しています。
つまり、デミグラスソースは、本来は牛骨や野菜を長時間煮込んでつくるのですが、激安のものは「エキス類」や「増粘多糖類」「化学調味料」などで短時間でつくり上げます。
さらに付け合わせのキャベツも、カットされた状態で仕入れ。「カット野菜」は加工食品扱いになり、添加物は使っていいので、「殺菌剤」や「酸化防止剤」「変色防止剤」などが使われています。
「便利」は保存性です。添加物を使うことで日持ちがグッとよくなります。
とくに「仕出し弁当」のような常温で流通するものには「腐敗のリスク」があります。腐ったものを出したら命取りですから。
「つやつやの照り」も「濃厚で強い味」も添加物の力
「キレイ」は、見た目です。この場合のハンバーグソースのつやつやでおいしそうな「照り」は「増粘多糖類」や「加工でんぷん」でつくられたもの。タレがたれるとクレームが出るので、その予防にも役に立ちます。
福神漬けのキレイな朱色は、もちろん「人工着色料」です。
「オイシイ」は、添加物を使うことで、手軽に「濃厚で強い味」が出せます。
もはや、食品加工は添加物なしでは成立しません。弁当加工の現場でも添加物は大活躍なのです。
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