通常より5000円安?JR「関西1デイパス」のお得度 JR東海エリアのきっぷと組み合わせて使う技も

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観光需要の高い倉敷へ行く場合も、相生から倉敷までの往復運賃を追加して普通列車で行くケースと、相生からの往復運賃を追加して1駅だけ新幹線を使うケースとで比較してみた。ただ、新幹線を1駅だけ使う場合、大阪市内―岡山間はかえって高くなるか、ほとんどお得にならないため、除外している。

<関西各地から倉敷へ>
●普通・快速列車のみ利用の場合
【パス利用】3600円+相生―倉敷間往復2340円=5940円
【通常】

大阪―倉敷間:6820円(パス利用の場合880円お得)
京橋・鶴橋・天王寺・新今宮・西九条―倉敷間:7480円(1540円お得)
京都―倉敷間:8140円(2200円お得)
奈良―倉敷間:9020円(3080円お得)
和歌山―倉敷間:9680円(3740円お得)
●相生―岡山間新幹線利用の場合(*運賃のみ)
【パス利用】3600円+相生―倉敷間往復3040円=6640円
【通常】
京都―倉敷間:7480円(パス利用だと840円お得)
奈良―倉敷間:8140円(1500円お得)
和歌山―倉敷間:9020円(2380円お得)

海水浴シーズンに思い出して使っていただきたいのが御坊へ行くケースだ。大阪からだとパスの範囲に含まれる区間が短いため、大阪よりも遠方の街からならお得に使える。

<関西各地から御坊へ>
【パス利用】3600円+和歌山―御坊間往復1980円=5580円
【通常】

京都・三田―御坊間:6160円(パス利用の場合580円お得)
篠山口―御坊間:6820円(1240円お得)
米原―御坊間:8140円(2560円お得)
敦賀―御坊間:9680円(4100円お得)

「エリア外からエリア外へ」行く場合は…?

パスのエリアまで乗車券を買って、エリア入口の駅でパスを購入、エリア内を通過後ははみ出した区間の分を精算したり乗車券を購入したりして改札を出るという使い方も考えられる。距離が長い分、お得になる額も4000円超えとなかなか弾んでいる。

岡山―福井間:1万2760円(パス利用の場合4840円お得)
(岡山―上郡間往復2340円+パス3600円+敦賀―福井間往復1980円)
岡山―名古屋間:1万2760円(パス利用の場合4140円お得)
(岡山―上郡間往復2340円+パス3600円+米原―名古屋間往復2680円)

 

関西1デイパスはみだし利用ネットワーク
「関西1デイパス」をうまく利用するとエリア外へも安く行ける(筆者作図)
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