通常より5000円安?JR「関西1デイパス」のお得度 JR東海エリアのきっぷと組み合わせて使う技も
JR東日本が発売している、首都圏1日乗り放題の「のんびりホリデーSuicaパス」。以前の記事(2022年4月20日付記事「利用エリア外でもお得、『Suicaパス』上手い使い方」)で、エリア外である高崎、宇都宮、熱海などの駅へもこのパスを使って乗り越し精算したほうが通常よりは安く行けるという方法をご紹介した。
「関西で同じことはできないのか」とのお声を頂く機会があり、JR西日本の「関西1デイパス」シリーズ(3600円)を使って乗り越し精算したほうが通常より安く行ける主要都市や観光地はあるのか検証してみた。すると、往復で1000円、あるいは5000円以上も安くなる区間がゴロゴロ出てきた! 今回はこのパスをどのような区間で使うとお得かを紹介したい。
片道990円プラスして福井へ
一時、新快速乗り入れの要望も出ていた福井。それだけ大阪から比較的近いということだ。関西1デイパスの北陸寄りの端は敦賀だ。敦賀から福井へは片道990円で、そんなに遠くも高くもない。往復なら1980円で、これに関西1デイパスの3600円を足して往復5580円で行ける。
通常だと、例えば大阪・京橋・鶴橋・西九条などから福井へは往復6820円かかる。実に1240円もお得だ。これは京阪・近鉄・阪神なんば線沿線の人にとってもいい話だ。また、近鉄南大阪・南海線沿線から天王寺・新今宮へ出て福井へ行く場合、通常ならJR線往復7480円が5580円となり、実に2000円近くお得である。
【パス利用】3600円+敦賀―福井間往復1980円=5580円
【通常】
大阪・京橋・鶴橋・西九条―福井間:6820円(パス利用の場合1240円お得)
天王寺・新今宮―福井間:7480円(1900円お得)
三ノ宮―福井間:8140円(2560円お得)
姫路・和歌山―福井間:9680円(4100円お得)
上郡―福井間:1万1000円(5420円お得)
関西1デイパスの端から端まで使うことになる上郡―福井間だと5000円以上もお得になり、ほぼ半額で行き来できてしまう。衝撃の価格破壊だ!
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