福岡のうどん、「ごぼう天入り」がやけに多いワケ 「ウエスト」「牧のうどん」「資さんうどん」……

拡大
縮小
「うどん県」でもある福岡県のグルメ、ごぼう天うどん(写真:assy/PIXTA)
この記事の画像を見る(5枚)

福岡県民以外の皆さんに問いたい。「福岡グルメ」と聞いて何を思い浮かべるだろうか。

「福岡グルメ 定番」「福岡 おすすめグルメ」などで検索すると、博多ラーメンやもつ鍋、水炊きなど、いろいろな料理がヒットする。

ただ、東京から福岡市内に引っ越して7カ月になる筆者は、それらは観光客向けであって、「博多うどん」こそ、福岡グルメの代表格だと感じている。

現地で暮らしての実感は、福岡はれっきとした「うどん県」であるということ。「ウエスト」「牧のうどん」「資さんうどん」の三大うどん店チェーンを筆頭に、街の至るところにうどん店があり、とくに福岡市内ではウエストが圧倒的な存在感を放っている。

そんな福岡のうどん店の多くが提供しているメニューといえば、「ごぼう天うどん(ごぼ天うどん、とも呼ばれる)」だ。

福岡で初めて出合ったごぼう天うどん

筆者は今年3月に福岡に移住して、はじめてごぼう天うどんを口にした。地元岡山で18年、東京で17年生活し、国内各地も旅してきたが、一度も出会ったことはなかった。10年ほど前に香川県で讃岐うどん巡りをした際も、ごぼう天うどんを食べた覚えはない。

しかし、福岡に来て近くのうどん店に入ったり、街中でうどん店の前を通ったりすると、必ずと言ってもいいくらい、ごぼう天うどんを目にするし、店頭の食品サンプルでも目立つところに置かれている。

次ページ店によっても違う「ごぼう天」の多様さ
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT