ホンダ「ジェイド」、乗ってわかった真の実力

新型ミニバンがストリームを名乗らないワケ

(撮影:梅谷 秀司)

ホンダから2月中旬に発売された「ジェイド」。背の低いスタイルながら、3列シートで最大6人が乗れる新型車だ。排気量1500ccのガソリンエンジンとモーターを組み合わせた「i-DCD」と呼ぶシステムを組み込んだハイブリッド車(HV)でもある。

発売当初、ホンダにはジェイドを「ミニバン」と表現して欲しくないようなニュアンスもなんとなく感じられたものの、先日開かれた試乗会の商品説明の場では、「新価値ミニバン」だと改めて伝えられた。筆者は日本で3列シートの車がすべからくミニバンと呼ばれることにはそもそも異論もあるぐらいだが、ホンダにしてみてもやっぱりミニバンと位置づけたほうが、ジェイドをユーザーに訴求しやすいと考えたようだ。

オデッセイとストリームの流れをくむ

ジェイドは、現行の5代目で背が高く箱型のモデルになってしまった「オデッセイ」の4代目以前や、2代目を最終型として2014年6月に生産を終了した「ストリーム」の流れを継ぐモデルでもある。

これをボディサイズで説明するとわかりやすいかもしれない。ジェイドは全長4650ミリ×全幅1775ミリ×全高1530ミリ。対してオデッセイの4代目が全長4800ミリ×全幅1800ミリ×全高1545ミリ(エンジン排気量2400cc)、5ナンバーサイズの2代目ストリームが全長4570ミリ×全幅1695ミリ×全高1545ミリ(同1800~2000cc)であることから、ちょうど中間に位置するような大きさとなっている。

現行の5代目オデッセイは初代~2代目の価値観に近く、事実上「エリシオン」の後継車種として展開されている。であれば、オデッセイの弟分に違いないジェイドが、3代目ストリームを名乗って登場したとしても不思議ではなかった。だが、ホンダの意図は明確に違う。開発責任者によると、「ストリームクラスのクルマであるとユーザーに勘違いされたくなかったので、ストリームという車名を残すことは考えず、新しいグローバルネームでいきたかった」のだという。

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