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日本維新の会、好調も「全国政党実現の壁」は高い 全国民のために何をするのかを明確に示すべき

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日本維新の会の新リーダーに求められるのは、すべての国民に向けた明確かつ具体的な旗と軸だ。

記者会見する馬場氏
日本維新の会の臨時党大会で新代表に選出され、記者会見する馬場伸幸氏(右、8月27日)(写真:時事)

馬場伸幸氏が日本維新の会の代表に選出されて1カ月が過ぎた。維新は2021年の衆院選で大躍進を遂げ、22年7月の参院選もおおむね好調を維持した。8月27日の初の代表選挙で、15年12月以来、6年8カ月ぶりに党のトップが交代した。代表選後の9月4日発表の読売新聞調査では、維新の支持率は6%で、立憲民主党(5%)を上回った。

その維新について、今、素朴な疑問を抱く国民は少なくない。

大阪発の地域政党として旗揚げして12年余、国政政党としても約10年、維新は政党としてなぜ生命力を維持しているのか。参院選の比例代表選挙で立憲民主党を100万票以上引き離し、野党1位の票を得たのはなぜか。衆参選挙で好成績を収めて、辞める理由もないのに、なぜ松井一郎前代表(大阪市長)は辞任を強行したのか。松井氏は「野党第1党を」と唱えていたが、松井氏と比べて発信力、求心力とも見劣りする馬場氏をなぜ後継代表に選出したのか。

党創設者の一人の浅田均氏(参議院議員会長)が9月5日、インタビューで「疑問」に答えた。

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