アプリリア「RS660」限定モデルで知る軽さの妙 2気筒エンジンと軽量ボディが生み出す爽快感

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RS660リミテッドエディション
権威あるアメリカ国内選手権Moto Americaのツインズカップにおいて、チャンピオン獲得を記念し、1500台限定で生産される「RS660リミテッドエディション」。税込み価格は154万円(東洋経済オンライン編集部撮影)

イタリアの名門バイクメーカー「アプリリア」からミドルクラススーパースポーツとして登場した「RS660」。同社初の4ストローク2気筒スーパースポーツとしてデビューし、2021年頃から正式に日本国内でデリバリーが開始。発売から1年弱が経過しているが、新たに追加されたのが限定モデル「RS660リミテッドエディション」だ。

アプリリアが2021年度アメリカ国内選手権Moto Americaでチャンピオンを獲得し、その記念モデルとして発売されたRS660リミテッドエディション。今回は改めて試乗するチャンスを得たのでレポートさせていただく。

アプリリアというブランドの立ち位置

アプリリアは、ヨーロッパ最大の2輪販売勢力を持つピアッジオグループ傘下の企業だ。ピアッジオグループは現在ピアッジオ、ベスパ、モト・グッツィ、アプリリアの4社を保有し、グループ全体では2020年度48万2700台、2021年度は53万6000台を販売。販売台数で+11.0%、売上高で+27.0%増収。2022年(H1・上半期)も32万600台、売上高+16.8%と好調だ。セグメント別に見れば、スクーターが+10.0%、バイクが+27.8%とアプリリアとモト・グッツィが得意とする大型車両の販売が好調なことがうかがえる。

RS660リミテッドエディションの特徴

スタイリング
RS660リミテッドエディションのスタイリング(東洋経済オンライン編集部撮影)

さて、今回試乗した限定車RS660リミテッドエディションは、アメリカの星条旗をモチーフにしたデザインが印象的なバイクだ。ちなみに通常モデルのRS660は、「ラバレッド」「エイペックスブラック」「アシッドゴールド」の3色を設定。まず、その限定車専用に用意されたカラーリングについて触れておこう。

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