金融政策格差で円売り加速、対ドルで141円台に 日銀の金融緩和維持方針が円売りにつながる

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東京外国為替市場では円が対ドルで一時1ドル=141円台まで下落し、24年ぶりの安値を更新している。米国をはじめ、オーストラリアやユーロ圏など主要な中央銀行の利上げが続く中、日本銀行が金融緩和を維持していることが円売りにつながっている。円は主要10通貨に対して全面安となっている。

 

米金融当局がインフレ沈静化まで積極利上げを続ける姿勢を明確にする一方、日銀は緩和を堅持する姿勢を崩しておらず、日米の金融政策の格差に着目した円売り・ドル買いが再び勢いづいている。また、この日オーストラリア中央銀行が0.5ポイントの利上げを実施。8日には欧州中央銀行(ECB)の大幅利上げが予想されている。

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著者:酒井大輔

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