家電量販店のコジマは東北エリアの店舗が被災、実態把握が追いつかず。不採算店閉鎖計画に狂い生じるおそれも【震災関連速報】
栃木県宇都宮市に本社を構える家電量販店のコジマは、東日本大震災を受けて東北地域の店舗が深刻な影響を受けているもようだ。当社は青森県に3店、岩手県2店、宮城県6店、福島県6店、茨城県5店を構えている。このうち数店と連絡が取れず、被害状況も把握できていない状況にある。
宮城県では名取エアリ店や石巻西店など、津波の被害を受けた地域に複数の店舗がある。ライフラインが復旧していないため、従業員の安否についても完全に確認が取れていないという。東北では複数店で一部営業を続けているが、カセットコンロや乾電池などは品切れが続出している状況だ。
関東圏でも地震の被害を受けており、店舗の安全確認に追われている。東京近郊でも懐中電灯などの購入者が増えており、品切れが増えている。今後は停電の影響が懸念され、営業時間の短縮で乗り切る方針だ。
来2012年3月期にかけては、大型店の出店と並行して不採算店閉鎖を進める方針を掲げてきたが、計画に狂いが生じる可能性がある。
(前田 佳子 =東洋経済オンライン)
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら