有料会員限定

「明暗を分けた企業文化」東芝と日立の決定的な差 日立と時価総額では約4兆円もの差がついている

✎ 1〜 ✎ 15 ✎ 16 ✎ 17 ✎ 18
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小

ライバル企業と分かれた明暗。その原因は東芝の企業文化にあった。

東芝と日立の看板

特集「東芝の末路」の他の記事を読む

1875年創業の東芝、そして1910年創業の日立製作所。いずれも電機業界のみならず、日本経済全体の成長を支えた超名門企業として、しのぎを削ってきた長年のライバルだ。

ところが今、その明暗はくっきりと分かれている。日立の時価総額は6.4兆円。対する東芝は2.3兆円と、実に4兆円もの差が生じているのだ。

東芝と日立製作所の時価総額推移

どこで、それだけの差がついてしまったのか。東芝のベテラン社員はきっぱりと言う。「ターニングポイントは2008年。日立は損失処理でウミを出し切った一方、東芝は目をそらし中途半端にしてしまった。東芝は今なお、その頃のツケを払い続けている」と。

ウミを出し切った日立

次ページはっきり意見する日立と、言われたままに従う東芝。
関連記事
トピックボードAD