元ユニクロ役員が30代の悩みに本気で答えてみた 育休明けで仕事に行き詰まる女性への助言

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(1)出産前の自分の『24時間7日間』の時間割を詳細に書き出す。不要になった紙の裏やエクセルなどツールは何でもよい。自分で自分に突っ込みを入れるなどして楽しみながら取り組む。

(2)出産後の大きな変化を踏まえ、新しい時間割に加えるべき〝科目〟をリストアップする。

(3)趣味や資格取得の勉強時間など「自分が自分であるために変えてはならない科目」も書き出す。

(4)リストアップした科目を出産前の時間割に組み込む。時間割が詰まることが想定されるので、その場合は捨てる科目や効率化して時間を短縮する科目を選ぶ。ポイントは何かに想定以上に時間がかかってしまった場合や、急用に対応できるよう時間割に余白を持たせること。

神保:Bさんが出産前にやっていたことの一部を我慢しなければならないかもしれませんし、睡眠時間を調整するような時間割の見直しも必要かもしれません。

自分でコントロールできないことや、不平等なことは世間にたくさんあります。でも、時間だけは1日24時間、全ての人に公平に与えられていて、自分でコントロールができるものです。

多くの方が『自分の時間がない』と言いますが、私は本気で時間割をコントロールしようとしている人は実は少ないと思っています。

言うなれば時間割は人生の航路図です。新しい時間割を作らずに、生活が変わった後の海に漕ぎ出しても遭難してしまうだけです。

Bさん:そうですね、まずは裏紙に書くことから始めてみようかなと思います。SNSを眺めているだけの時間も多く、意外と使える時間が見つかるかもしれません。

神保:大切なことは、最初に作った時間割が正解だと思わないこと。Bさんは出産前より自由に使える時間は減っているので、効率化をする必要があるかもしれません。何度も組み直して自分だけの時間割を作ってみてください。

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